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2006年12月21日 (木)

最近読んだ本

今週読んだ本

狐笛のかなた Book 狐笛のかなた

著者:上橋 菜穂子
販売元:新潮社
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著者は、児童文学では有名な方のようで、今まで未読でしたが、本屋で見かけて購入。簡単に言えば時代モノのファンタジーですが、なかなか面白いです。最近、殺伐とした戦争モノや翻訳小説ばかり読んでいたので、なんだか懐かしいような、切ないような気持ちになれた一冊でした。

ぱいかじ南海作戦 Book ぱいかじ南海作戦

著者:椎名 誠
販売元:新潮社
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エッセイの他は、SF、日常的異常小説、自伝的小説を書いてきた著者の珍しいタイプの小説。会社が倒産し、妻とも離婚した36歳の「オレ」が沖縄・西表島で繰り広げる「海浜生活」の顛末・・・とあらすじを書くとこんなカンジですが、彼のエッセイを読んでいる人には、モデルは著者自身で、小説自体の発想のモトはあの時の取材旅行だなとすぐにわかっちゃいます。

以前はシーナマコトが好きで随分読みましたが、最近はちょっとグチや説教、エッセイも以前の焼き直しが多いなど、少々彼の作品からは離れていました。しかし、久々に読んだこの作品は面白かったです。椎名誠の作品を全く知らない人が読んだ方がかえって面白く読めるかも。もっとも、主人公がイキナリ見知らぬ浜辺で見知らぬ怪しげなホームレスな人々と海浜生活を始めるというシチュエーションは不自然に思えるかもしれませんが、特に気にしなければ最後まで一気に読めるとおもいます。

彼の作品には珍しく、登場する関西ギャル2人組のキャラクターがとてもイイ。もっとも、話の展開が読めてしまうのはご愛敬ですが。ラストに向かって、どんなオチを用意しているのかと思ったら、結構意外な展開で、この先はどうなるんだぁ〜!と叫びたくなるかも。もしかしたら、続編を考えているのかな?というようなラストシーンです。気軽に読みたい人にはお勧め。

虚無回廊〈1〉 Book 虚無回廊〈1〉

著者:小松 左京
販売元:角川春樹事務所
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虚無回廊〈2〉 ハルキ文庫 Book 虚無回廊〈2〉 ハルキ文庫

著者:小松 左京
販売元:角川春樹事務所
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この2冊は再読(というよりもう何十回も読んでいます)。
日本SF界の重鎮、小松左京が描く「人間とは何か」「知性とはなにか」を問う壮大なスケールの作品。
舞台は未来の地球。地球から5.8光年の地点に突如として巨大な完全円筒形の物体が出現したことから、その物体SS(Super Structure)に超AIの発展型の完全自立型人工知能AE(Artificial Existence=人工実存)を送り出すことになる・・・といったところが話の発端なんですが、相変わらず、緻密な資料に基づく世界観の構築と、壮大なスケール感には圧倒されるばかりです。
HE(彼)と呼ばれるAEがSSに接近していくところから、多種多様な知的生命体との遭遇と、息もつかせぬ展開で、この辺のお手並みはさすがというところです。

虚無回廊〈3〉 Book 虚無回廊〈3〉

著者:小松 左京
販売元:角川春樹事務所
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現在、角川書店から文庫で「虚無回廊I・II」ハードカバーで「虚無回廊III」が出版されていますが、残念ながら未完です(^_^; っていうか、著者の年齢からしてこのまま未完の大作になっちゃう気がします。うーん、できれば完結して欲しいんですが・・・無理ッスかねえ(^_^;;;;

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